ひのひなどりから

主に宝塚について。それ以外のことも書くかもしれません。

宝塚歌劇の生徒さんの好きなところを本能のままに書く(月組編)

すっっごい間が空いたけど前回花組編の続き。

去年の8月(?)の月組名作ことばの泉スペシャルを見た勢いで書いてたんですが、
書きかけたまま年を越しました。。

WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲、とっっっても楽しくて、
このご時世ゆえにチケットも取りやすかったので、過去最高回数通いました。
幸せな時間をありがとうございました。
文化庁芸術祭賞もおめでとうございました!

 

珠城りょう

主人公力がある。スターとしての彼女を語るならこれだなと。
戦隊モノで言うなら赤レンジャーが似合うというか。

 

物語の主人公って大体
「個性派タイプ:能動的に事を起こして周りを巻き込む」か、
「一般人タイプ:周りで起きた事に巻き込まれていく」
に分けられると思うんですけど、後者は言ってしまえば主人公が没個性的で目立たなくなりがちなんですよね。
しかしたまちゃんからは溢れ出る”主人公オーラ”があるので、どれだけ周りに個性的な面々がいようとも「やっぱり主役はこの人だよね。」という説得力、下手に食われない安定感がある。

そうすると、主役以外が思いっきり個性的でも大丈夫ということになり、脚本の幅も広がると思うんですよね。
All for One、カンパニー、I AM FROM AUSTRIA等がまさにそうで。

自らが強烈に輝くカリスマ的トップスターの方が外からも分かりやすく評価されますが、
彼女のような「主役としてどっしり立ちつつ、組子を存分に活かせる」のもトップスターとして素晴らしいなと思います。

 

珠城りょう個人としての魅力は、あの男らしいスタイル、ダンスなどの動きのダイナミックさ、艶っぽい声(確かうーちゃんがドリタイで言ってて激しく同意した)、そしてやはり包容力でしょうか。
体格はもちろんですが、彼女自身の面倒見の良さ、親しみやすさが包容力として現れ、
トップスター候補として早くに腹をくくらねばならなかった立場が深化させてきたのかなと感じます。

男くさい男役というポジションでありつつも、ブロンドヘアとか宮廷衣装とかもよく似合うのがずるい。うさ耳も似合うし。
そしてピガールでは可愛い可愛いジャンヌちゃんを演じ、実は女の子っぽい素の顔立ちが生かされました。丸顔万歳。
可愛いと言えば、オンザタウンで落ち込んで体育座りしていくゲイビーもめっっちゃくちゃ可愛かったですね!!あんな大きな背中をシュンと丸めて…そりゃ周りも全力で励ましたくなるわ…。

耐えて耐えて死ぬ…みたいな役も似合いますが、
個人的にはプラスの感情で動いている役が好き。
ダルタニアンとか、ジョージとか、ジャンヌちゃんとか、プラスの感情かは分からないけど前向きなバッディとか(笑)

幽霊刑事もとっても楽しみです!バウまで観に行きたいけどコロナ次第ですね…。

 

美園さくら

ピガールのガブリエル、素敵でした~!!
舞台人としての大人っぽくてゴージャスな魅力に加え、
さくさく自身には「独特の感性がありつつ、しっかり考えて行動する人」という印象が元々ありまして、
それらがピタリとハマったのではないかと思います。
一作前のI AM FROM AUSTRIAのエマが当たり役になると思ってたけど、それを超えてきた感じ。

エマは、多分演じる人によっては当たり障りのない役にもなったと思うんですが、
さくさくは癖っぽい部分は思い切り癖っぽく見せていて、大劇場2作目の娘役トップとしてはすごく肝の座った演技だと感じました。

一方で、赤と黒のレナール夫人もすごくクラシカルで自然で頼もしかったです。

あと、BADDYのスパイシーがガチでツンケンしているのが好き。
ル・ポァゾンで天海さんと銀橋を渡るガールズの中にいた麻乃佳世さんが、
女たらしの天海さんを「ちょっとぉ(怒)」みたいな感じでガチで押してて可愛かったのを思い出しました(笑)

カニュのときめきMomentで、紫吹淳さんがカッコいい!という話の中で
リカさんの真似をするさくさくが面白かったですw
何かこう…彼女の独特な世界が垣間見える…w

ミュサロではお歌とともに、トークも楽しみにしています笑

 

光月るう

特に組長になってからのご活躍が素晴らしい!!
元々実力のある方でしたが、夢現無双から一作ごとに貫禄が増してる感じがして。
割と最近までタカスペに出演していたスターさんだったのに、
もうすっかり「組長さんの役」を魅力的に演じていて。

沢庵さんは全てを見透かしつつも、一筋縄ではいかない人間性が印象的で、
エルフィーは独特の存在感ですっごく可愛らしくて大好きでした。
出島のタダタカ先生は、回想にしか出てこないながらも物語にすごく息づいていて。
ピガールのミシェルはアドリブ含めブイブイ言わせてましたねw


慣れない組長のお仕事だけでも大変でしょうに、舞台のクオリティも上げてくるって凄いなと。。
月組子のみなさん、るうさんを労ってあげて・・・(何目線?)

 

夏月 都

I AM FROM AUSTRIAのお母さん役が印象的です。
エマを陰から見守る姿が本当にママ…(泣)って感じでした。。
All for Oneのマドレーヌも好き。

WELCOME TO TAKARAZUKAで知りましたが、
和物の白塗りのお化粧がすっごくお似合いで、可愛らしくて美しい。
小さめの背丈も相まって日本人形のようでした。

 

紫門ゆりや

男役スターの天然記念物。
オフトークでも男らしく居ようとか、カッコつける素振りは微塵も感じられないし、
お顔立ちも仕草もすごく綺麗、色白で細身、声も高め、
なのに何故か男役にしか見えない謎・・・。

白い生地に金の装飾が付いた衣装をまるで私服のように着こなす王子力。
でもオトボケ役も魅力的だし、ヒゲ役も万事OK。
だが私は知っているんだ・・・この人に悪い色気のある役をさせたらヤバい爆発力を発揮することを・・・。

BADDYのホットのヤンチャっぷりに結構Twitterが湧いてた印象があるんですが、
THE KINGDOMのイワノフを見たことない方がいらしたら絶対見てください。あれはヤバい。
どうしてあれ以降ああいう役が回ってきていないのか不思議で仕方がない。
一度でいいから生でああいう紫門ゆりやを見たい・・・頼みます演出家の皆様・・・。

 

近年では絶滅危惧種になりつつある、霞を食べて生きているタカラジェンヌだったり、
オフではおたくというよりマニア気質で多趣味だったり、
穏やかな雰囲気ながらも我が道を行っている感じが好きです。

 

白雪さち花

好きだーーーーーーー!!!!!
好き以外で形容し難い。

七変化できる声、美しく響く歌声、シリアスからコメディまで魅力的なお芝居。。

瑠璃色の刻では、今まで宝塚の色んな作品で見た
どのマリー・アントワネットよりも魅力的で感動的で、、
最期のシーンは客席でボロ泣きしました。。

オンザタウンのヒルディもすっっごく好きでした!!
オンザタウンでどこか一つの場面だけ映像化してもらえると言われたら、
NYをタクシーで乗り回すシーンかお料理のシーンを選ぶと思います。

あと、カルーセル輪舞曲のシルクロードでまゆぽんとデュエットしてたカゲソロも大好きです。
WELCOME TO TAKARAZUKAの雪のカゲソロも素敵でしたね。

 

以前のスカステのレポーターズのお仕事でも、
緊張気味の下級生にいつも明るく楽しくお話を振っていて素敵だなぁと。
さち花さん…好きだ…

 

千海華蘭

三拍子揃ったお墨付きの実力で、芝居でもショーでもからんさんが出てくると嬉しくなる。

ロートレックさん最高でしたね!!
登場人物中で一番有名であろうこの方が「この時代を生きている」ことを見せてくれたことで、エポック時代のパリに思いを馳せて舞台を見れたのかなぁと。

夢現無双の本阿弥光悦も、醸し出す雰囲気が好きでした。

あと地味に好きなのが、カンパニーの間内。
瀬川にマイマイの妊娠、引退を報告する時の空回りと、いたたまれない空気感が何ともリアルで…(笑)
でも、程よくコメディチックでこちらまでいたたまれない気持ちになることはなく、
間内も憎めないキャラクターになっているのが流石だなと。

 

からんさんもレポーターズのお仕事っぷりが敏腕ですね。
リスタート番組の司会もお疲れ様でした。司会のお二人にも癒やされました。

名作ことばの泉スペシャルでもさすがのご活躍でしたね!

それにしても、この年次にしてこの可愛さ、どういうことなんだ…と思う今日この頃。

 

鳳月杏

出島を見て、改めて達者なスターさんだなぁと感じました。
何をしていても口跡の良さ、所作の美しさ等がしっかりしていて余裕が感じられ、
これぞ洗練された男役、舞台人なんだなと。
比較的ゆるやかにステップアップしてきたからこそ、重箱の隅をつつくように土台固めする時間を持てたのかもしれないなと思ったり。

出島のフィナーレ全体的に好きですが、特に最後の鳳月さんソロダンスは本当に素晴らしかったですね・・・。
どこをとっても美しく、拘りが詰まってるんだろうなと感じられる動き、ポーズの数々。
最期のお辞儀では、男役・鳳月杏でした!と言われたような感覚でした。


今はすっかり伸び伸びとした声で魅力的な歌を歌われますが、
歌い慣れてないであろう曲やハイトーンが厳しい曲だと
時々どうした!!?ってくらい音程が外れたりして(笑)、
あくまでコツコツ努力の人なんだなぁと感じると同時に、まだまだ今後の成長が楽しみです。

 

コメディがばっちり行けるのも心強いですよね。
直近のウィリーも大活躍で。
オンザタウンのオジーは、初演でおだちんが若いのに好演していて凄いな~と思っていましたが、
再演の鳳月さんを見て、やっぱり役の面白さに+αしてくるのが上級生なんだな…と感じました。(新人公演を見て、本公演の凄さを思い知るのに似ている)

 

輝月ゆうま

メリー・ウィドウを見て、この人面白いな~、えっ学年若っ!!と思ったのが第一印象。
ロミジュリの大公とかの大大大抜擢時代を後から知って、
大変だったろうな…と思うと同時に、映像を見るとやっぱり出来るから与えられたんだよな…とも思います。どんなに頑張ってもあれが出来る人はそういないだろうよ…。

生観劇で最初に印象に残ったのはアーサー王のメリアグランスですね。
ビジュアルからして凄かったですが(笑)、演技もくぅ~!!悪役ゥ~!!という感じで、見ていて気持ちよかったです。

ルーセル輪舞曲のシルクロードでのカゲソロが本当に美しくて
パンフレットで確認してこの人こんな声も出るんだ~!とますます好きになりました。

雨唄のリナちゃんはもう、好きです。カワイイ。

クルンテープの中詰頭のソロ歌も素晴らしかったですね。

 

個人的にツボなのは、彼女の左利きなんですよ…。
手が大きい?からなのか、なんか目に入るんですよね…。
カンパニーの時、紫門さんとまゆぽんが食堂でご飯食べてるシーンで、
二人とも元々は左利きなのに、片方が右手でお箸持ってたんですよ!(どっちがどっちだったかは忘れてしまった…)
あの一般ピープルらしさが大切な芝居の中、どっちも左利きって珍しいから、
片方は右利きってことにします?という話になったのかな…と勝手に想像しています。
(いや元々箸は右手で持つ人なのかもしれないけど)

I AM FROM AUSTRIAではスマホを右手で持つときがあって、
それが左利きの人によくある、右手でも出来るけどちょっと癖のある動きになるようなアレを感じてライナーへの好感度が爆上がりしてました。。
いや、元々スマホは右手で持つのかもしれないけど(笑)
左利きっていうかまゆぽんの手が好きなのかな…。

ちなみに、クルンテープの男役群舞で腕まくりして見えた肘下も好きです。

 

楓ゆき

愛聖女のしっちゃかめっちゃかなストーリーの中、
落ち着いたお芝居でしっかり場を締めていたマリー役が印象的。

あと、エリザの夜のボートでの老夫婦ね…。
退団された周旺くんと二人、良いご夫婦でした…。

たんちゃんも、スカステのリスタート番組で司会お疲れ様でした。
あったか~い笑顔に癒やされました。

 

晴音アキ

声が好きなんや・・・・・・。
可愛さと綺麗さが同居した絶妙なハリのある声が好きです。

それでいて、エリザのリヒテンシュタインではしっかり可愛さを封印していてさすが。

笑顔が可愛くて、BADDYのハッピーは可愛かったり力強かったり、
ラインダンスのセンターで映像にもよくよく残って嬉しかったです。

クルンテープの一蓮托生での歌も好き。

あとデコルテラインが綺麗で、ピガールのパレードのお衣装が素敵でした!

 

月城かなと

彼女の悪役笑いが好き。ベテラン専科さんか?みたいな腹の底から出てるような低い笑い声がめっちゃ好きです。ベルナルドの時とか。

そしてシャルルおじさん素敵でしたね~~~!!
ジャンヌちゃんとの年の差カップルも許せる、愛されピュアおじさん。
数々のファッショナブルなお衣装も似合ってました。

WELCOME TO TAKARAZUKAも花の場面が素敵。
東京公演では疫病退散の舞に毎公演感謝しつつ、その美しい姿をオペラで覗き込んでおりました。

完全に個人的好みですが、今の宝塚で一番美しい顔立ちだと思っています。
「イケメン」はたくさんいますが、普遍的なタイプの美しさ、麗しさは彼女がピカイチだなと。
美しさゆえに演出家が遊ばせたいのか、月組に来てからはオトボケ役も多いですが(笑)、それが似合う愛嬌もあり。
でもTHE LAST PARTYを生で観に行ってすっごく良くて感動し、やっぱり彼女はこういうシリアスな話をやるべきだな…と思ったりもしました。
銀二貫もすっごく良かった・・・。
芝居も巧く、歌も上手くてどんな作品でも安心して見ていられるので、
これからも色んな役を演じてください・・・。


オフでのホヨヨ…とした雰囲気も好き。

 

春海ゆう

今まで日舞の良し悪し・好き嫌いがイマイチ感じ取れなかったんですが、
WELCOME TO TAKARAZUKAでのぐっさんを見て膝を打ちました。
とりあえず摺り足で銀橋を渡る姿が、他の人よりゆっくり歩いているように見えるほど優雅で。
舞っている姿も、動く軌道も美しく、無駄な動きはしないというか…。
専門的なことは相変わらず分かっていませんが、言葉では言い表せない「好きだなぁ~」という気持ちを素直に感じました。
ありがとうぐっさん。

早くから老け役をやる機会が多いですが、愛嬌があって。
ピガールのセドリックも、気難し屋かと思いきや踊り子ちゃん達とハシャいでたり、
実は台詞がほとんど無いのが信じられないほどのキャラ立ちでしたw

洋物ショーではふと見るとめちゃくちゃキザってる時もあり、
今回は何してるのかな?と気になる人。

彼女の関西弁、というかあの穏やか~な喋り方が好きです。

 

夢奈瑠音

頭身バランスが良すぎて、ショーで他の男役と並んだとき実は背が低いことにびっくりする。本当に顔が小さい・・・。

オンザタウンのクレア、ヒルディがすっごく良かった!
あの3人役替りを見たいがために遠征したんですが、200%元が取れたな!!!という感じでした。
どちらも男前さがありつつチャーミングな役作り。
ヒルディの歌なんてめっちゃ難しいだろうに全然苦を感じさせずに歌い上げていて。
そして娘役衣装を着ることで露わになる筋肉ですよ・・・。
クレア役として出る前のプロローグ~地下鉄のシーンで
ノースリーブの服を来てたんですが、二の腕がめっちゃ引き締まってるのが分かってオペラでガン見してました…すみません…

GRAPHか何かで「実は腹筋も割れてるんですけど、そうそうお見せする機会はないと思うので…」みたいなこと仰ってましたが、私は前フリだと思ってるので。
娘役も似合うことは証明されたので、いつかヘソ出し衣装、お願いします。
踊り子役とかいいんじゃないですか??

 

その引き締まった筋肉と、稀有な頭身バランスが繰り出すダンスはさすが。
もっともっとダンスでピックアップされて欲しいなぁ。

 

アンナ・カレーニナコスチャ、ピガールのフィリップも良かった。
オフでは良い意味で普通の人なんだろうな~と感じさせる、
彼女自身の発する安心感みたいなものが、役ににじみ出ている気がしました。
つい好きになってしまう、そんな人。

 

颯希有翔

すごく目を引く顔立ちをしている。切れ長の目が涼やかってこういうことかと思う。
I AM FROM AUSTRIAでのダニエル役が曲者っぽい感じで好き。

よく通る良い声してますよね。今度のスカステの歌番組が楽しみ。

 

蓮つかさ

彼女もよく通る良い声ですよね~~~。
彼女の声を聞くと無条件でテンションが上がる。
何となく少年っぽさがあって鳳凰伝のゼリムはぴったりでしたが、
雨唄のロスコーは間違いなくおじさんで(笑)

ロスコー本当に好きなんですよ…。
初めてのトーキー撮影シーンは本当に徹頭徹尾面白くて、
ラストの「畜生~!!カーーーット!!」で締まるとありがとう!!と言いたくなるというか(笑)

何かの番組で、調子乗りなんです~みたいなことを仰ってましたが、
ロスコーはかなり客席がウケていたので、
調子乗りが良いように働いてより面白くなっていったのかな~とも思ったり。

あと、スカステの「日本のうた」で歌っていた朧月夜が好きで、時々無性に聴きたくなります。もっとたくさん歌が聴きたいな~。

お顔が綺麗で可愛くてキラッキラオーラが凄いので、一度銀橋から釣られてみたい。

 

海乃美月

好き。。
うみちゃんも鳳月さんと同じく、口跡の良さ、所作の美しさ等がしっかりしていて達者だなぁと出島で改めて思いました。
カグヤは、やもすると不自然であざとい演技になりそうなところを自然に表現していてさすがだなと。

I AM FROM AUSTRIAのロミーが最後に着ていたグレーのドレスが本当によく似合っていて、首~デコルテのラインが完璧な美しさで惚れ惚れしました。

THE LAST PARTYでは、これぞゼルダ、という感じでぴったりで。個人的には過去公演よりもゼルダという人物がしっくり来ました。
アンナ・カレーニナもですが、悲劇的なヒロインを演じても変に劇的にならないというか、
運命に導かれてただ堕ちていく、幸薄な人生が感じられて好きです。

エリザのヴィンディッシュ嬢も心臓を掴まれましたね。
もう本当に可哀想なくらい怯えていて、今まで見た中で一番好きというか、同情してしまうヴィンディッシュ嬢でした。

声に可愛さ・美しさが同居しているので、キュートもクールもとても良い。
これからも色んな役を演じてほしいし、ショーでもうみちゃん中心の場面とか見たいなぁ・・・

 

佳城葵

初めて認識したのはアーサー王の時です。
役の性格もありますが、舞台上に一人しかいない状態でアドリブまでしていて、なんだこの子すごいな!!?という印象でした。

芝居心がある上に、声が高めなのも個性になっていて、既に唯一無二の名バイプレイヤーという感じ。

月雲の皇子のティコはもう切なくて切なくて…。
先日のEternitàであのシーンを再現した時、矢が飛んで来ないかハラハラしたのは私だけではないはずw無事に去って行けてよかったです;;

All for Oneのリュリ、ピガールのエドモンは、あの優しげな声がハマっていて素敵でした。
あとBADDYの頭取夫人!普通に綺麗でびっくりしましたが、どこかあの世界の住人っぽい一癖ある感じが絶妙でした(笑)

立ち姿が綺麗なので、グランドホテルのベルボーイやバーテン姿も素敵でした。

 

朝霧真

ピガールの花屋のお兄さんが実はかなり好き。
もし私があの舞台上のパリに住んでたら多分好きになっちゃう。
お花を手入れしてるのを遠くからこっそり見ていたい。
何てことないふりでお花を買って、ちょっとお喋りしてみたい、そんな感じ。
夢女子の才能がない私にしては非常に珍しい感情です。
あの優しげで、頼り甲斐のありそうな誠実な感じ、なんなんでしょうね・・・。

タッパがあるしヒゲも似合うので、チェ・ゲバラの悪役も似合ってました。

あとI AM FROM AUSTRIAで視線泥棒だったヤン。あのお衣装が似合いすぎてて、ファッションデザイナー感がすごい。
絡みまくってた相手、ダニエル役の颯希くんが一期上というのも地味にツボでしたw
いつもゴキゲンな雰囲気が溢れ出していて、見ていて楽しかったです。

大きい体で繰り出すダイナミックなダンスも好き。

暁千星

新しい舞台を見る度に成長が感じられて、好きが更新されていく。

まず歌の上達。
ピガールのフィナーレ歌唱指導は本っ当に素敵で、ありちゃんの歌声に蕩けさせられる日が来るなんて…と、嬉しいんだけどちょっと悔しいような気持ちでした(笑)
そろそろスカステの歌番組系にも出て欲しい。

次に男っぷり。
THE LAST PARTYのヘミングウェイFighting in my Lifeのシーンがめちゃくちゃ男らしく格好良くて、直前に見ていたのがBADDYの王子だったこともあり(笑)、度肝を抜かれました。
フィナーレで一人踊り始めた時もそれはそれは格好良くて、本当にスターなんだなぁと見せつけられた気がしました。

そして未だ増すキラキラ感。
大物感もありながら、人間として可愛らしくて魅力的で、目が離せないパブロ。
プライドが高くて無駄にカッコつけつつも、ショースターとしての輝きは本物なレオ。
どれもありちゃんだからこその輝きに満ちていたと思います。
特にレオは役の性格も手伝ってなのか、ショーシーン以外でも「俺はスター」感が溢れていて、あぁこの人はもうダンスを抜きにしてもスターさんなんだな、としみじみ感じました。

 

生命力溢れるダンスも大好き。テクニック的な部分より、彼女の踊り方が好きなんだと思います。

芝居に関しても、意外とコメディ対応できることとオンザタウンで知り、パブロも絶妙に面白かわいかったですし、レオは台詞が少ないことを感じさせないキャラ立ちで存在感を示してくれました。

あと、クルンテープ女装あり子ちゃんがドツボでした。
ビジュアルもだし、珠城さんを挑発するような表情がたまらない。録画めっちゃ繰り返し見ました。ありがとうございました。

とにかく今後も楽しみなありちゃんです。

 

麗泉里

透明感のある歌声が素敵で、かわいい笑顔、ぱっちりお目々が印象的。
スカナビでの落ち着いた雰囲気も好き。
お歌がもっともっと聴きたいな~!

蒼真せれん

ピガールではトップさんの影武者として大活躍でしたね!
元々背が高くて男らしい子という印象でしたが、確かに言われてみればスタイルや顔の輪郭がたまちゃんに似てる気が。
ジャンヌ、ヴィクトールともに動き方や喋り方(口パクだけど)など、
すごくたまちゃんに寄せていて、初見では影武者だと気付かずに見ていた所も何度もありました。
まともに顔が見えるのはラストだけですが、ヴィクトールのあのお衣装の着こなしも素敵でしたね~!

今回で名が知れたと思うので、今後の活躍が楽しみです。

 

英かおと

THE LAST PARTYの航空士役で出てきた時のスタイルがやべーーーーーという感じで、、一瞬で浮気相手としての説得力を持たせるスーパースタイル。
ダンスもスマートで格好いい。

普段から女子っぽさを感じず(褒めてます)、結構お兄さんタイプなのかな?とお見受けするので、
お布団で包み込む系の包容力を持った男役になってくれそうな予感がしています。

I AM FROM AUSTRIAの新公、録画したので見たい。。

 

朝陽つばさ

雨に唄えばの代役で初めて認識しました。

やすちゃんの発声法の先生、きっと面白いだろうな~と楽しみにしていたので休演は残念でしたが、いざ観劇すると
この子も度胸あるわ~!と驚く演じっぷりでした。
たまちゃんと美弥ちゃんという大先輩からのイジりにも頑張って対応し(笑)、微笑ましさと同時にとても頼もしかったです。

警官役の方も好きでした。「なんでドン・ロックウッドなんだ~!?」って台詞が何故か気に入ってます(笑)

小顔でスレンダーな立ち姿も綺麗で、ピガールのカンカンでもよくよく目に入ってきました。

 

蘭尚樹

I AM FROM AUSTRIAの若かりしヴォルフガングが、美弥ちゃんを思わせる情緒のある踊りで素敵だなぁ~と思っていたんですが、
フィナーレも注目してたらこの子絶対美弥ちゃんリスペクトだわ(ついでに顔も似てる)と確信し、ファン周知の美弥るりか強火担であると後から知って納得でしたw

踊り方、表情、流し目等々、美弥ちゃんが築き上げたものをそっくりそのまま受け継いでいるようで、どの程度意図して真似ているかは分かりませんが、たくさん研究したんだろうなと思います。

「映画とかを参考にするのも良いけど、歴代の先輩方もずっとそういった男の人の良いエッセンスを取り入れて男役を作ってきたのだから、結局は先輩方を参考にするのが一番の近道に思える」という旨のことを以前男役のどなたかが仰っていて、確かにそうだなと思ったのが思い出されました。

その上で彼女自身の魅力も開拓されていくでしょうから楽しみです!

 

出島の若かりしカゲヤス、ピガールの新聞売りも目を引きました。
新聞売りさんは歌も上手でしたし、体いっぱい動いて可愛いし、チラシを受け取ってくれないフィリップにべーっ!ってしたり、マルセル一味にビビってアコーディオン弾きの影に隠れたり…と、つい目で追ってしまう可愛さに和みました。

 

風間柚乃

グラホ新公で抜擢されたと思っていたら、All for Oneで彗星のごとく現れ…あれから気付けば3年半くらい経つんですねぇ。

ありきたりな言葉ですが、若いのに立派!!と思わざるを得ない。
基礎力ゲージが既に満タンになっているイメージ。
「見ていてストレスを感じさせない」って実はすごく得難いもので、それを既に持っているのは大きな強みだと思います。
既に色々な個性の役を立派に演じていて安心感がありますが、
おだちん自身の個性がどう育まれていくのか未知数なので、今後も楽しみ。

ゲバラカストロを立派に演じていてさすがと思いましたが、
今のところはフェリックスやボリスといった、ちょっと頼りない感じが好きです。
下級生のうちにやっておいて欲しい(笑)

クルンテープでのボートを漕ぎながらの歌が素敵だったのと、
出島でのシーボルトの歌もお見事で、聞いていて気持ち良かったです。

シーボルトはビジュアルもツボ。かなり尖った格好でありながら自然だったのは、彼女の着こなしと、あの眼力によるものだったのではと思います。

オフでは面白いらしいので、そういう姿ももっと見てみたい(笑)

 

天紫珠李

としさんのDSで男役としてキメキメしてた姿が未だに印象に残っているんですが、
気付けば娘役としてすっかり可愛くなって・・・。

溌剌とした雰囲気で、じゅりちゃんが出てくると場が明るく華やぐ。

 

礼華はる

グラホ新公トークでは、(眼鏡姿のせいもあったと思うけど)男役どころかタカラジェンヌになりきれていない感すらあって初々しかったんですが(笑)、
数年でめきめき男役らしくなって。

プロポーションが素晴らしいので目に留まりやすいし、
踊りがすごく綺麗ですよねぇ。雨に唄えば、オンザタウンで特に目に留まりました。

ピガールではみんなでジャックを追って上手にハケる時、漫画みたいな運動音痴っぽい走り方が可愛くてw
他のことは出来ないけどバレエは誰にも負けない!という心意気で生きてきたのかなぁと役の過去が垣間見えて微笑ましかったです。

あとゲバラのルイスがね…まぁ私がああいう役好きなのもあるんですけど、愛する人のために静かに思い悩む姿が…良かったですね…。
カーテンコールでレイナと抱きついた時にヒィーーーッッてなりました…晴音アキちゃんとの身長差…正義…

それから雪月花での白塗り化粧がすっごく似合ってて!
オペラで覗いてる時に誰だこのイケメン!?と思ったらはるくんでした、人違いでなければ。(和物化粧見慣れないので若干の自信のなさ)

 

結愛かれん

ピガールのサラがめちゃかわでした。
可愛い子はあざとくても可愛い。怒ってても可愛い。何してても可愛い。

 

柊木絢斗

出島の若かりしリンゾウで、お名前を把握しないまま子役上手だなぁと思ってたんですが、
名作ことばの泉の月組スペシャルで発声も滑舌も良く、
上級生に劣らず生き生きとお芝居しててすごいな~と!
そこでお名前を知りました。

今後の活躍が楽しみ。

 

きよら羽龍

初舞台生時の写真からして目を引く綺麗なお顔立ちで。
歌声も綺麗で、雪月花でのソロも素敵でした。

でもゲバラのエリセオ役では普段の綺麗さを感じさせない、常に土埃を被って生きてるような少年になっていて驚きでした。

 

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全組楽しく拝見していますが、組そのものに愛着を持ったのは月組さんが初めてだったこともあり、敢えて言うなら何組担?と聞かれたら月組と答えるくらい大好きな組です。
ピガール大劇場千秋楽配信は、パレードで自分でも予想外に涙ボロボロになってしまいました。
正直、初舞台生がいて人数の分母が大きいので、コロナ陽性者もおそらく出てしまうだろうと思っていたんです。
でも無事に公演を完走できて、初舞台生はもちろん月組の皆さんもどんなに嬉しかっただろうと思うと・・・良かったねぇ良かったねぇ;;と身内のような感覚でした(笑)


今はまだ退団者のことは考えず、小劇場公演&ミュサロを楽しみにしたいと思います!